ファイルシステムをFAT32からNTFSへ変換する(Windows2000)

@IT FAT→NTFSにファイル・システムを変換する
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/350fat2ntfsconv/fat2ntfsconv.html

C:\>convert c: /fs:ntfs

ボリュームの変換にあたっては下記の点に注意する必要がある。

  • FATに戻すコマンドはない
  • ボリュームに一定の空き領域が必要
  • Windows NT 4.0では、アクセスが一部制限される場合がある(SP4以上適応を確認)
  • パフォーマンスの低下を招く場合がある

NTFSでは、MFT(Master File Table)という、一種のルートとなるインデックス領域が必要になる。このMFTがフラグメント(断片化)を起こしていると、NTFSのパフォーマンスを最大限に発揮することができない。最初からNTFSとして作成されたボリュームならばMFTがフラグメントを起こす心配はないが、FAT32から変換したボリュームでは、場合によっては(空き領域が少ないと)フラグメントを起こす可能性がある。これによりファイル・アクセス性能が低下する可能性がある。



マイクロソフトサポート技術情報 - 237399
NTFS のデフォルトのアクセス許可は、NTFS に変換したブート パーティションには適用されない
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;237399

NTFS でフォーマットされたドライブに Windows 2000 を導入すると、WINNT フォルダや Program Files フォルダに対して、デフォルトのアクセス権が設定されますが、ブートドライブを Convert して NTFS にした場合、アクセス権の設定は行われず、すべてのファイルが Everyone フルコントロールになります。NTFS ドライブにインストールした時のように、各ファイル/フォルダに対してデフォルトアクセス権を設定するには、以下の手順を実行して下さい。

  • [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ] から「コマンドプロンプト」を開きます。
  • 以下のコマンドを実行します。

Secedit /configure /db %SYSTEMROOT%\security\database\cvtfs.sdb /Cfg "%SYSTEMROOT%\security\templates\setup security.inf" /areas filestore



NT も同じ障害を持っていますが、SETACL (3.x)、FIXACL (NT4) でコマンドでデフォルトアクセス権を設定することができます。

なお、Windows XP の CONVERT.EXE で XP のシステムドライブを NTFS に変換した場合、セットアップ時に NTFS フォーマットした場合と同じアクセス権が適用されます。

・setACLの適宜覚書
http://dac.lolipop.jp/blog/archives/000063.html

■NT 4.0 で作成したショートカットが UNC パスに解決される

NT 4.0 でファイルシステム変換後、ショートカットの呼び出しに問題が発生した場合は下記のURLを参考にレジストリの変更を行なう必要があります。


1. レジストリ エディタ (Regedt32.exe) を実行します。

2. HKEY_LOCAL_MACHINE サブツリーから、以下のキーへ移動します。
\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
注意: 存在しない場合は、Explorer サブキーを追加します。

3. 編集メニューから、[値の追加] をクリックします。

4. 以下の値を追加します。


値の名前 : LinkResolveIgnoreLinkInfo
データの種類: REG_DWORD
データ : 1 (enable)

5. [OK] をクリックします。次に、[セキュリティ]-[アクセス権] メニューから、Explorer キーおよび追加した値に対して、 [Everyone]-[読み取り] のアクセス権を追加します。

6. レジストリ エディタを終了します。

7. 変更を有効にするために、ユーザーは一度ログオフして再度ログオンしなければなりません。


http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;158682